4/24/2015~5/3/2015 Israel Tel Aviv
こんにちは、純平(@junpei_hazama)です。世界一周の旅に出て220日くらい。4月24日~5月3日まではイスラエルのテルアビブに滞在。
ここではアムステルダムのホステルで出逢った友達のKaram(テルアビブ大学の学生.23歳)と再会して彼の家にずっとお世話になっていました。彼はテルアビブ大学のコンピューターサイエンス学科に通う大学生です。彼と一週間以上共に一緒に生活して授業に潜入したり図書館に行ったり夜は彼の友達と飲んだり。
普段、海外の学生と話すことはよくあるけれど、実際に大学生活をしてみるという体験はなかなかなかったのでここにまとめておきます。
イスラエルのテルアビブについて
そもそもテルアビブって何?どこ?っていう人が多いと思うので少し説明しておきます。
テルアビブはイスラエルの西側、地中海に面する街です。東側にある三大宗教の聖地が集まるエルサレムがイスラエルの宗教の中心であるとすると、ここテルアビブはイスラエルの政治経済の中心地。また近年、「中東のシリコンバレー」とも呼ばれ、スタートアップの街として世界中から注目されている街です。
因みに世界でも有数の「ゲイに優しい街」としても知られています(笑)。
毎年ゲイプライド・パレードというお祭も開催されているそうな。(*参考記事はこちら)そして、ぼくが大学生活を送ったテルアビブ大学はそんなテルアビブの北側にあり、イスラエル最大の教育機関として知られています。
イスラエルの大学生の平日
では、そんなテルアビブ大学の学生ってどんなキャンパスライフを送ってるのか?友だちのKaramに平日のある日、同行してみました。
午前8:00 起床&登校
寝起きのKaram。大抵寝坊します。因みに彼はゲイではない。
午前10:00 1限終了&図書館へ移動して勉強図書館はコーヒー飲み放題などなかなかの設備。

大学内を歩いてるとどんどんKaramが友だちを紹介してくれます。笑 日差しが強いので3分の1くらいの人がサングラスをしています。日本でサングラスなんてして大学行ったら絶対浮かれるので日本の学生の皆さんは真似しないように。
正午12:00 大学の学食でランチ&昼休みなんと、世界のマックもありました。ただ価格は日本の学食の2倍以上。
午後15:00 授業終了&公園で談笑

テルアビブ大学には日本で言う部活というものが無いらしい。代わりにサークルのようなものがあるが、これももっと緩い感じの自由参加なものだといいます。なので授業後は公園へ。
午後17:00 帰宅&夕食作り開始
Karamは学生3人でアパートをルームシェアしています。家賃は日本円で5〜6万円。イスラエルに限らず海外の大学生ってルームシェアをするのがノーマルなイメージ。一人暮らしという選択が出来るのは日本ならではのものなのかな?
午後18:00 夕食&家でゴロゴロKaramはこの間にジムに行きました。ぼくは家でパソコンカタカタ。
午後21:00 友だちと近くのバーへさて、一日の終わりはバーで!日本の居酒屋みたいなもんです。無制限の飲み放題コースが2,000円くらいでありました。飲むのが好きなのは日本と変わりませんね!
25:00~26:00 就寝
これがイスラエルの学生の1日です。あれ、意外と日本の大学生と変わらない!?
イスラエルの大学生の週末の過ごし方
では休日はどう過ごすのか?
これは結構驚いたことなんですが、授業のない週末になると、みんなスーツケースや大きなバッグに2日分の荷物を入れて帰省するんです!

ぼくもテルアビブから車で1時間ほどのところにあるKaramの実家に一緒に帰省し、イスラエル北部のアラブ人の街アッカやレバノンとの国境線、そしてパレスチナに行ったり、家族でバーベキューをしたりと久々に家族と過ごす時間というものを送りました。

日本の学生とイスラエルの学生の違い
日本の学生との違いは部活がない、休日は家族と過ごすなど挙げたら沢山出てくるんですが、個人的に大きく感じた違いは2つ。
(1) 一人でいる時間が少ない。
家はシェアルームだし、大学へ行けば常に誰かしら友だちが声をかけるし、授業が終わった後も公園、アパート、寮の共有ルームなどどこかしらで集まる。さらに休日は家族と過ごす。という風に一人でいる時間が少ないと感じました。特に日本でぼっち飯とか平気でしちゃうぼくにとっては大きな違いでした笑
(2) 宗教上の対立も学生間にある
大学内においてもアラブ系はアラブ系の人と固まり、ユダヤ系はユダヤ系の人と固まるという小さな対立も垣間見えました(イスラエルにはアラブ系が2割、ユダヤ系が8割住んでいる)。宗教上の対立に加え、アラブ人はアラビア語をユダヤ人はヘブライ語と、お互い別の言語を母語としている言語の問題もあり、大学という場であってもどうしても仲良くしづらいとKaramは言っていました。
イスラエルでのキャンパスライフを終えて
最後に10日間のイスラエルキャンパスライフを送ってみての個人的な感想を少し。

高校卒業後上京し、地元宮城に帰るのは年に1回くらいである身からすると、「週末は家族と過ごす」というのは結構なカルチャーショックでした。
同年代の人たちが家族というものをこんなにも大事にしているのを見ると、自分ももっと家族を大切にしなきゃなあというのを感じずにはいられませんでした。やっぱり親の立場からすると、子供の顔を見れるのってそれだけで嬉しいものなんだろうなと。帰省したKaramの顔を見て笑顔になっているKaramのお母さんを見て思いました。
とにかく、色んな発見があったテルアビブ。
旅に出ている日本の大学生は『他国の同年代の学生がどんな生活を送っているのか』を見てみるのも面白いかもしれません。
ではでは、また!