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9月24日(木)。
フィリピンに来て、約4日経ち、
だんだん留学の生活にも慣れてきました。
でもやっぱりまだ耳が英語になれません。
同じ学校の友達は1〜2週間ほどで耳が英語になれるって言ってたけど、とりあえず早く思うように英語を話せるようになりたい。
精進あるのみ。
さて、今日は授業が終わった後に日本で一時期、一緒に住んでいたヒロム(本名・松田大夢19歳)に会ってきました。ヒロムは今、同じくフィリピンのセブにて、セブンスピリット(http://seven-spirit.or.jp/)というNPO法人で働いています。セブンスピリットは、ストリートチルドレンのような貧困層に、自律的に生きられるようなライフスキルを身につけさせる教育活動を行っています。
たとえば、ヒロムの働いている音楽スタジオでは、ストリートチルドレンを集め、彼らが日本から支援された楽器で演奏ができるような教育を行っています。実際に訪れてみたら、スタジオ内で子どもたちが一生懸命練習をしていました。子どもたちの合奏も聞くことができました。
練習が終わると、その日は7時位にスタジオが締まりました。子どもたちは一斉に自分の家に帰ります。
と、思いましたが、中には自分の家がない子どもたちがたくさんいて、そのまま近くのストリートへお金を稼ぎに行く子もいました。その瞬間、さっきまであんなにも楽しく楽器を演奏していた子どもたちが住む家もなく、帰る家もなく、道端でお金をもらいながら生きていることが信じられなくなって、なんとも言えない気持ちに悩まされました。彼らが平穏に住むことが出来るのはいつになるのだろう。もしかしたら一生ないかもしれない。
しかし、だからこそ、彼らの自律的に生きるための力、ライフスキルを身につけさせるためにセブンスピリットのようなNPO法人が活動しているんだなと思います。ただ問題はかなり深刻です。
以下、ヒロムのブログからの抜粋です。
「セブンスピリットで教育を受けている子達と普段学校もろくに行かずに道で寝てたり物乞いしてたり物売りをしてたりするこの子達の違いは大きかった。
彼らはまだまだ基本的な教育が必要だと思う。
子供はもっと子供らしくいきいきしててキラキラしてほしいと思う。
貧困であるために学校にも行かずに道にいるこの子供達がセブンスピリットに通ってライフスキルを身につけ、自分らしさを見つけ、生きがいとなる何かを見つけてほしいと俺は願っています。」
ヒロムの日記にも書いてあるとおり、教育を受けている子どもたちとストリートチルドレンの差は深刻なものだと感じます。
今回セブンスピリットを訪れて感じたのは、「子どもたちが子供らしく生きる」そんな日本では当たり前のことが、この国、いや世界の発展途上国の子どもたちの多くが実現できない、という実情でした。これは東南アジアを旅した時も思ったことでしたが、やはり、いくら日本で世界の貧困について学んだとしても、日本を飛び出して自分の目でリアルな世界を確かめてみないと本質はつかめないと個人的に思います。だからと言って、自分にできる事は限られていますが。貧困については深く考えたことがなかった、というより、わざと目をそらしていた自分にとって、今回セブンスピリットを訪れたことは大きかったな。
ヒロム、今回は本当にありがとう。最後にヒロムのブログのリンクを貼っておきます。1日しか貧困の実情を見ていない僕なんかよりずっと本質的なことを綴っているので良かったらご覧ください。
Hiromuのセブ日記
ps.フィリピン名物アヒルの羽化寸前の卵、バロットを泣く泣く食べました。